性病、STD検査を怖がらないで

性病だって保険適用の治療を行える。

性感染症の専門をうたっているような病院には、保険適用外の治療しかしない病院もあるようです。しかし、性感染症も風邪やインフルエンザと同じ感染症の一種ですから当然保険治療の対象となります。たいていの場合保険適用の範囲内の治療で対応可能ですが、最新の検査方法、薬剤の使用を行う場合や、病気にかかっている事が明らかではなく本人の希望で検査を受ける場合保険適用の対象外となるようです。
病気にかかっている事が明らかではないからこそ検査を受けたいのに本人の希望で検査を受ける場合保険適用の対象外というのは釈然としない気もしますが、ある意味税金を使って検査をするわけですからしょうがないのかもしれません。

 

よくある例としては、尿道炎で受診した患者さんが、念のためエイズの検査も受けたいといったケースがあるとのことです。このような場合よほどその可能性が高いと判断される場合を除いて検査費用は全額自己負担となり、たとえ陽性反応が出たとしても遡って保険が適用されることはありません

 

詳細につては各都道府県によって異なりますので、医療機関に問い合わせてみるのもいいかもしれません。

病院に行く前にチェック

1・保険証を持参する

 

当然ですが保険証がなければ保険適用の治療を受けることができません。必ず持参しましょう。

 

2・保険証の資格や期限をチェック

 

たとえ保険証があったとしても、資格がなくなっていたり、使用期限が切れていた場合使えませんので、チェックしておきましょう。

 

3・受診先の医療機関が健康保険取扱いの指定を受けているか

 

健康保険はどのような医療機関でも使えるわけではありません。厚生労働大臣から指定を受けていない医療機関については保険が下りず、全額自己負担となってしまいます。受診先の医療機関が健康保険取扱いの指定を受けているか必ず確認しておきましょう。

 

性病でもセカンドオピニオンを

性感染症にかかると何か後ろめたい感情があったり、知識がないために受診した医師の言いなりになってしまうようなこともあろうかと思います。非常に残念な話ですが、患者の無知につけこみ保険適用外の治療を行い、非常に高額な医療費を請求してくるような医療機関もあるようです。自由診療の場合、医療機関側で自由に報酬を決められるため何かと都合がいいのでしょう。

 

また、医師の経験不足による誤診や治療の不備などもあろうかと思います。新人のお医者様のような場合ある意味仕方ない部分もあるかもしれませんが、治療を受ける側からしたらたまったもんじゃありません。

 

性病だからと言って臆することはありません。しっかりと複数の医師の意見や治療方針を聞いて、ごじしんが信頼できると思ったお医者さんに診てもらうべきです。

契約を急がせるところは注意

医療行為を受けるのも一種の契約です。患者側の「治療してください」という意思表示に対して医師が「はい、治療します」と合意すれば契約が成立し治療が開始されます。しかし、性病にかかって病院に駆け込んだ場合とにかく早く何とかしてほしいとの焦りなどからよく説明も聞かずに契約してしまう場合もあるかもしれません。

 

しかし、そこに大きな落とし穴がある場合があります。医療機関側は、そのような患者に日々接しているわけで、ようは慣れているのでへたをすると”いいカモ”にされてしまいかねません。特に、カードなどで支払いを進めてくるような場合は要注意です。先進医療を受ける場合は別として、性病の治療にかかる医療費は、保険適用であれば総額で15000円もあれば十分です。数十万円というような高額な治療費を提示された場合、はっきり言って異常に高額と言わざるをえませんので、しっかりとした説明を聞きよく調べたうえで治療を受けるかどうか決めてください。

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