代表的な性感染症の基礎知識
代表的な性感染症の基礎知識を下記にまとめました。
症状や治療法、感染の原因等についてまとめてあります。
性感染症の基礎知識記事一覧
もともとは、中年以降に多い病気だったが近年では10代20代の若い年齢層にもみられるようになってきている。尖圭(せんけい)コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により、性器周辺等に生じるイボ状・トサカ状・カリフラワー状の腫瘍ができる病気である。ヒトパピローマウイルスは100種類以上が知られている言われるが、尖圭コンジロームの原因となるのは、主に数種類の型の感染で生じる。ほとんどの場合...
ヘルペスウイルスという水疱瘡ウイルスの親戚のようなウイルスが感染したものをいい、性器付近に発症したものを性器ヘルペス、口腔周辺に発症したものを口唇ヘルペスという。ヘルペスウイルス(HSV)には、1型と2型の2種類があり、従来、口唇ヘルペスは1型、性器ヘルペスは2型と言われていたが、現在では、1型、2型、どちらでも性器ヘルペスが起こり得ることが知られている。HSVは、持続潜伏性のウイルスで、症状消失...
かつて性病の1割を占めていたとされる軟性下疳(なんせいげかん)であるが、抗生物質の登場により激減し今では先進国でほとんど見ることはなくなっている病気である。しかし、現在でも南アジアや熱帯地方での発生が確認されている。